将来は芸能界へ進みたい。勉強と両立できる学校はあるの?

私は昨年の春から娘を芸能高校へ通わせています。親の私が何より心配だったのは「勉強と両立できるかどうか」です。何せ芸能界という特殊な業界ですから、一般人にはどうしてもイメージしにくい点が多いですよね。

理想の高校を見つけるため、情報集めに苦労しました。しかし、調べるとどの学校も独自のカリキュラムで効率的な学習・指導をおこなっており、意外にも両立できる学校は多いようです!

芸能界を目指せる高校って?

芸能高校ってどんなとこ?

そもそも芸能高校とはどんなことを学ぶところなのでしょうか?

まず第一に、将来的に役者やヴォーカリスト、ダンサー、声優など自分の体や能力を使って表現する仕事をしたいという子どもたちが入学する場所と言えるでしょう。中学校を卒業してすぐに、専門的なレッスンを受けられるので、早いうちにデビューを目指すこともできます

また、入学者の中にはアニメやアイドルが好きなど、なりたいものより興味があるものに特化した教育を受けたい子や、人とのコミュニケーションはあまり得意じゃないけど自分の得意なこと・好きなことをスキルにしたり、表現する能力を手に入れたいという子も多くいるようですよ。

そんな子どもたちをバックアップしてくれるのが芸能高校というわけですが、当然勉学のほうも気になるところ。子どもたちの可能性や選択肢を減らさないためにも必要な部分ですよね。

例えば当サイトでご紹介している渡辺高等学院は、実績ある通信制高校と提携し学業・進路のサポートも充実させています。北海道芸術高等学校では、多彩な芸術科目に加え、基礎学力やコミュニケーション能力の学習にも力を入れていますし、ヒューマンキャンパスでは「通いたくなる学び」をコンセプトに、高校の学習をしながら40以上の専門分野を学ぶことが可能です。

ほかにも高校卒業資格を取得するため、英語や国語、数学などの普通科目を学べる学校は多数存在します。もし入学後に大学に進学したいなんてことになったときも、しっかりと対応できる学校を選ぶと良いでしょう。

一般的な高校との授業形態の違い

芸能高校の場合、一般的な高校(全日制)とは異なる授業形態になっている場合があります。もちろん芸能高校でも学校によって授業形態が違うため、どのように授業をおこなっているのかよく確認しましょう!

■全日制 ※一般的な高校

全日制高校は一般的な高校の授業形態。週5~6日ほど学校に通い、進級条件をクリアすれば次の学年に進級できます。入学時期は4月が多く、転入や編入は学期末や年度末などが多いです。入試は公立校なら5科目、私立校なら3科目が一般的で、集団授業が特徴です。

■定時制

定時制高校は3年以上の在籍と74単位を取得することで卒業できます。昼間部・昼夜部・夜間部の3種類があり、通う時間帯を選択することができます。

入試は国語・数学・英語・面接でおこなわれ、入学時期は4月が一般的です。通学の時間帯は夕方からが多く、全日制と同じく週5~6日です。

定時制も基本的には集団授業で、毎学期におこなわれる試験で単位を取得します。決まった数の単位を取得すると卒業できます

■通信制

通信制高校も修業年限は3年以上となっていますが、「単位制」となっている点が大きな特徴です。ネットを活用したカリキュラムが組まれており、ライフスタイルに合わせて自由に登校できます。実際に校舎に登校するのは週1~5日程度の場合もあれば、年5日程度の合宿に参加するだけの高校もあります。

入学時期は4月・10月が多く、転入生・編入生も随時受け入れていることが多いです。入試は書類選考・作文・面接でおこなわれます。

芸能高校へ進むことのリスク

高校の授業料無償化が進んでいることもあり、「わざわざ高いお金をかけてまで芸能高校に通う必要があるのか」と言う方もいます。たしかに、芸能高校には多額の費用が必要です。学費が高くて通うのが大変ということも大きなリスクの一つです。

また、芸能高校に進んだとしても、必ずうまくいくとは限りません。入学がデビューを保証してくれるわけではありませんし、仮にデビューできたとしても人気が出るとも限りません。本人の努力だけではなく、ときには運や業界とのコネクションも重要になってくるでしょう。

芸能界は非常に厳しい世界です。生半可な覚悟では生き残るのは難しいでしょう。卒業までお金がかかるのにもかかわらず、必ずしも芸能界で仕事ができると限らないというのですから、不安や悩みも人一倍です。それに特殊な業界でもありますから、一般人には理解されにくく、もし一般職・一般企業に就こうとしても、学歴を重視する職業ならば不利になる可能性も十分に考えられます。

芸能高校kに進むにあたって、将来的な不安やリスクが高いという点は、やはり念頭に置いておくべき問題と言えるでしょう。

芸能高校は勉学と両立できるカリキュラムを用意していることが多く、
普通科目の勉強をしながらデビューのためのノウハウも学べます。

一般高校では学べないことを学べたり、経験できたりと有意義な時間になるのではないでしょうか?

一定のリスクはありますが、自分の夢のためにこうしたい!と具体的なビジョンを持って一生懸命取り組む子なら、
デビューしてたくましく成長し続けていけると思います。芸能高校はそのための大きな一歩となるでしょう。

  • 芸能学校は自分の体や能力を使って表現する仕事をしたい子どもたちが多い
  • 授業形態は全日制以外にも、時間帯を選択できる定時制と単位制になっている通信制がある
  • 芸能学校に進んだとしても必ずうまくいく保証はないといったリスクもある

具体的にどんなことが学べるか見てみよう!

入学後どのようなことを学ぶのか、その道に詳しくなければあまりイメージが湧かないものですよね。
しかし分からないままにしておくと、学校のコース選びの際に迷ってしまうことも……。
今回は、具体的な例も交えて、分かりやすくご紹介していきたいと思います。

俳優・女優になりたい人におすすめ!

例えば演技をすると一口に言っても、舞台・ミュージカル俳優、2.5次元俳優、ドラマ俳優など実にさまざまです。自分がどんな作品に出演したいのかでやるべきことも変わってきます。

■名称

アクターズコース
俳優コース
俳優・女優
2.5次元俳優
2.5次元演劇科 など…

■カリキュラム・授業内容について

俳優にとって「発声・滑舌」は基礎であり、必須スキルです。大きな舞台でも歌やセリフがはっきりと聞こえるようにするため、俳優・女優を育成するコースでは、基礎レッスンとして発声・滑舌トレーニングが取り入れられています。

もちろん、セリフや歌だけではなく、ダンスで全身を使って感情表現することもあります。大きくリズミカルな動きが、時にはどんなセリフや歌よりも見る人の心に響くことも。そのため、ダンスも基礎的なスキルとして学ぶことが一般的です。

また、実際の現場では、監督や演出家から「こんなのをやってみてほしいんだけど…」と言われることもあるでしょう。当然、求められたことをすぐに理解して実行できる対応力が必要です。

その力を鍛えるために、学校では台本を使ってセリフを読んだり、ステージ上で演技をしてみて、一つ一つの動作・表情を確認するなど細かい演技指導がおこなわれます。最終的には学んだことを活かし、生徒だけで舞台制作をおこない、発表会をおこなうところもあるようです。

モデルになりたい人におすすめ!

モデルは、ファッションショーだけではなく雑誌や広告、CMなど活動の幅が広い仕事です。雑誌の専属モデルを卒業した後も、俳優・女優、タレント、デザイナーなどさまざまな職業に転向する方も多くいます。

■名称

ファッション・ビューティーコース
モデル・ファッション・メイクコース
モデル/ビューティーモデル専攻 など…

■カリキュラム・授業内容について

本人の個性や感性を磨きつつ、正しいダイエット方法(ボディメイキング)、メイクやファッション、ヘアスタイル、ネイルなどモデルとして活躍するのに必要なセンス、表現方法について学んでいきます。

そしてもちろん、ポージングやウォーキングもモデルには欠かせませんよね!モデルは着ている服が魅力的に見えるようにしなくてはならないので、一つ一つの所作の美しさに気を配ることも大切です。

モデルを目指すコースでは、マナーや礼儀についても授業で指導されるため、オーディションのときにもきっと役立つはずですよ!高校によっては、トーク力やコミュニケーション能力を磨いたり、セルフプロデュース力を磨くために歌やダンスのレッスンも受けられるところもあるようですね。

声優になりたい人!

最近は声優の仕事も非常に多岐に渡ります。以前は表現の仕事であるにもかかわらず、有名な役を演じても顔も知られないような裏方のイメージが強い業界でした。

しかし、アニメの人気上昇とともに声優人気も上昇!各種アニメイベント、テレビやラジオ、ときには雑誌の表紙を飾ることも増え、活躍の場が広がっています。将来なりたい職業ランキングでも上位に食い込むほど、子どもたちにも人気のある職業です。

■名称

声優コース
声優・タレント
声優タレント科
声優アニソン科
声優アイドル科 など…

■カリキュラム・授業内容について

声優のスキルのみならず、タレントやアニソン歌手、アイドルとしてのスキルも同時に身につけられるようなカリキュラムを組んでいる高校が多いです。そのため、本人の見た目や自己表現の指導もあります。

カリキュラムについてですが、俳優と同じく声優も発声・滑舌が非常に重視されるので、発声・滑舌のトレーニングをおこないます。近年は声優のミュージカル出演やキャラクターソングなど、個人名義・キャラ名義を問わずさまざまな歌の仕事があるため、ヴォーカルレッスンをおこなっていることもあります!

また、声優の場合、オーディションで仕事を獲得することが大半なので、オーディション対策をおこなっている高校は少なくありません。校舎内にアフレコスタジオを構えているような学校では、実際にブースに入りマイクを使って演技するなど、より実践的な実技で指導するようです。

アーティストになりたい人におすすめ!

「アーティスト」と言っても活動の仕方はさまざま。芸能高校のコースなら主に歌やダンス、楽器の演奏などで活躍したい子が目指す印象が強いですね。

■名称

エンターテイメント総合コース
ヴォーカル&ダンスコース
ヴォーカリスト総合コース
ミュージックコース
ダンスコース
K-POPコース
プロミュージシャンコース など…

■カリキュラム・授業内容について

歌、ダンス、演技、楽器の演奏などの方法で、さまざまなものやシーンを表現していくアーティスト。そのため、ダンスレッスンや歌唱トレーニング、演技指導などを受けます。歌唱トレーニングは発声・滑舌の基本的なところから。ダンスはジャズダンス、コンテンポラリー(創作ダンス)、ヒップホップなど多彩なジャンルを教えている高校もあります。

各トレーニングにはプロの専門講師が指導をおこなう学校が多く、学内で発表会や大会を開催し、生徒同士でパフォーマンスを披露しあうこともあります。特にミュージシャンの場合、作詞・作曲のスキルが大切!自分でCDをリリースしたり、コンサートやライブを開いたり、新しいアーティスト・アイドルのプロデュースをしたりなど長く活躍していけるので、学生の間に必ず身につけておきたい能力ですよね。

高校では演奏だけではなく、音楽理論や作詞・作曲の方法についても学んでいきます。

タレントになりたい人におすすめ!

タレントが主に活動するのは、テレビ番組やラジオ。人気が出るとバラエティ番組だけではなくドラマやCMに出演することもでき、モデルと同じようにマルチに活動できます。実際、「タレント兼女優」、「タレント兼声優」など本業はタレントでもほかにも活躍している場所があるという芸能人は多くいます。

■名称

芸能・タレントコース
声優・タレント
声優タレント科 など…

■カリキュラム・授業内容について

バラエティ番組に出演することの多いタレントは、見る人に親近感や安心感を与えられることが重要です。そして当然本人に対して、CMやPR活動に起用しやすいようなイメージや印象が求められます。そのため、芸能高校では本人の「表現力」を総合的に伸ばすカリキュラムが組まれています。主なカリキュラムとしては、発声・滑舌、ポージング・ウォーキング、メイク技術、ヴォーカルレッスン、エキストラの実習などが挙げられます。

内容を見て分かるとおり、俳優、モデル、ヴォーカリストのコースでやるような内容を幅広く学ぶのがタレントコースなのです!高校によっては海外展開も視野に入れて、英語や韓国語などの言語学習をおこなっているところもあります。選択肢を狭めずに国内・海外を問わず芸能活動をしていきたいと思っている子にぴったりでしょう。

その他

さて、芸能高校のコースについていくつかご紹介してきましたが、実はほかにもまだまだ面白いコースはたくさんあります!

■アイドル

モデルやタレントと同じく、マルチな活動ができるアイドルを育てるコースです。ダンスレッスン、ヴォーカルレッスンが中心のカリキュラムになっています。セルフプロデュース力を鍛えるため、メイク技術やネイル、トーク力を磨く内容の授業になることも。

■ダンサー

ダンサーや振付師を目指すコースです。バレエ、ジャズ、ヒップホップといった多彩なジャンルのダンスレッスンはもちろん、ダンスに必要な体作りの基本やヴォーカルレッスンも一緒に受けることができる高校が多いです。将来的にはミュージカルやアーティストのコンサートのバックダンサー、テーマパークのプロのダンサーとして活躍できる可能性が高いのが魅力です。

■漫画・イラスト

イラストレーター、漫画家、アニメーターなどを育成するためのコースです。パラパラ漫画のような簡単なものから始まり、動画作成実習、原画作成、キャラクターデザインなどを学びます。もちろん、アニメ絵だけではなく、油絵や水彩画などの絵画を学ぶコースを用意している高校もあるので、卒業後に美術系の大学や専門学校への進学を視野に入れている子にも最適です!

芸能高校のコースのカリキュラムや授業内容についてまとめてきましたがいかがでしたか?
基本的に人前でパフォーマンスをおこなうものは、歌とダンスが必須科目であるように思います。

  • 俳優や女優コースではセリフ、歌だけでなくダンスで感情を表現することもある
  • モデルコースではモデルとして活躍するために必要なセンスや表現方法を学ぶ
  • 声優コースでは発声・滑舌トレーニング以外にもヴォーカルレッスンを行っているところもある
  • アーティスト関連のコースでは生徒同士でパフォーマンスを披露し合うこともある
  • タレントコースでは幅広く学ぶことができる

学費は高い?抑える方法はある?

特待生制度をうまく活用しよう

特待生制度とは?
高校に通うのにもやはり毎年何十万と多額の費用がかかるため、負担が大きいと感じる保護者の方も多いはず!でも、経済的な事情で子どもたちの可能性を潰すわけにはいきませんよね……。 そんなときに利用したいのが「特待生制度」です。特待生制度とは、成績が優秀な生徒を経済的に支援する制度です。 特待生専用の試験をクリアし、見事選ばれた生徒は、授業料が全額もしくは一部免除になるなど特典を受けることができます。
受験方法はどんな内容がある?

先述したとおり、一般入試の試験内容と異なる特待生専用の試験を受ける必要があります。特待生に選ばれるためには面接や実技審査(特待生オーディション)を受けることがあります。
※高校によって試験内容は異なります。

例として渡辺高等学院で実際におこなわれている特待生試験を挙げてみましょう。内容は以下の通りです。

  • 特待生面接…自己PR+面接
  • 特待生オーディション…実技+自己PR+面接
  • 一般入学試験…面接+作文
    • 特待生制度は成績が優秀な生徒が授業料全額免除もしくは一部免除を受けられる制度
    • 特待生に選ばれるためには特待生専用の試験を受ける必要がある
    • 試験内容はそれぞれの高校で異なる

    芸能高校へ通うメリット・デメリット

    芸能高校に通うメリットとデメリットを簡単にまとめてみました!

    メリット

  • 芸能界、芸能事務所とコネクションを持ちやすい
    (早いデビューが期待できる)
  • 整った設備の中でプロの指導を受けられる
  • 複数のスキルを同時に磨くことができる
  • 同世代のライバル・仲間と切磋琢磨しあえる
  • デメリット

  • 金銭的負担が大きい
  • お金をかけて入学しても必ずしも芸能界デビュー
    できるとは限らない
  • 学歴を重視するような職場では就職に不利になる可能性がある
  • 芸能高校を選ぶ際に最も重要視するポイントは?

    高校選びのポイントを1771人に聞いてみました!

    ここまで東京のおすすめ芸能高校について紹介してきました。そこで、芸能高校を選ぶ際に最も重要視するポイントについて、一般の方に独自にアンケート形式で調査をしてみました。

    調査の結果、最も重要視するポイントとして挙げられていたのは「勉強と両立できるかどうか」でした。芸能の仕事というのは、いつ売れるのかもわからなければ、売れる確証もないため、年齢に合わせた学ぶべき勉強もしっかりと学んでいきたいと思う方が多いと考えられます。

    親の目線からしても、子どもの夢を応援したい反面、やはり不安も伴うため学業もしっかりと学んでほしいという思いが強いことでしょう。活躍している芸能人も学生の年齢であれば、しっかりと学業と両立している人も多く、芸能人で生きていくためにも学力があることはプラスに働く可能性も高くなってきています。

    例としてはクイズや雑学の番組に今では東大生や一流大学出身の方が出演していることも多くなってきています。いろんな方向性や活躍の幅が広がる可能性があるため、勉強と両立しながら芸能の基礎を学んでいくことはとても有意義であると感じます。

    ほぼ同率で次に多かった意見としては「自分の行きたいコースがあるか」でした。芸能の仕事といっても、歌の仕事や演技の仕事、モデルなどさまざまジャンルがあります。

    自分の興味のある学びたいジャンルを学ぶ環境があるのかはもちろん重視されるポイントでしょう。それぞれのジャンルによって学ぶべきことや吸収すべきことは異なるからです。

    芸能高校によってもそれぞれのジャンルに強い、弱いがあると考えられます。そのため自分の希望ジャンルに沿った芸能高校を選んでいくことはとても大切でしょう。

    芸能高校を選ぶ際に最も重要視するポイントは人それぞれあると思います。これから東京で芸能高校を探そうと思っている方は、当サイトおすすめの芸能高校を是非参考にしてみて下さい。

    芸能高校へ通いたい!気になるポイントや対策まとめ

    芸能高校に通う前にどんな準備をしておくべきなのでしょうか?
    私自身が実際に経験したことも踏まえて、気になるポイントや対策の仕方をまとめてみました。

    1

    勉強しておくことはある?

    芸能高校でも普通科目による入学試験がおこなわれることもあるので、最低限中学校までに習ったことは学習しておく必要があるでしょう。しかし正直に言うと、芸能高校はそれほど学力を重視していません。芸能高校の場合、テストの点数よりも受験者本人の人柄や特技、センス、魅力などを評価してくれます。そのため、入学前から舞台を見に行ったり、美術館に行ったり、何かイベントに積極的に参加してみるなど自分のセンスや感性を磨くことに集中することをおすすめします。学校以外で手に入れられる経験や知識を今のうちに吸収しておきましょう!
    2

    特待生制度の調査をしよう

    授業料が全額(もしくは一部免除)になるなど、何かとうれしい特典がある特待生制度。しかし残念ながらどこの高校でも実施しているわけではありません。そのため、特待生試験を受けたいと考えているのなら、志望校に特待生制度があるかどうかしっかりと確認しておきましょう。特待生試験では試験当日に歌やダンスを披露するなど実技試験がおこなわれることがあります。ほかにも作文や面接など、試験内容は各高校によって異なるため、試験前にどのような試験がおこなわれるか確認しておきましょう。
    3

    学生寮の有無を確認しよう

    高校がある場所から遠くに家があるというケースにも対応できるよう、あらかじめ高校側が学生寮を用意してくれていることがあります。寮であれば高校から近いことが多いので、通うのが苦になりませんし、防犯面でも安心感がありますね。また、生徒の一人暮らしを許可していない高校もあります。そうした高校は学生寮を用意していることが大半です。もし「この高校に行きたいけど遠いな……。」というときはまず、学生寮があるかどうか確認してみてください!
    4

    卒業生の進路を確認しよう

    公式サイトや学校案内資料には卒業生の主な進路先が記載されています。卒業したらどのような進路に進むのか、具体的な情報が欲しいときは確認してみましょう。個人的には実績のある卒業生を排出した高校がおすすめです。実力ある生徒を多数輩出したということであれば、それだけ講師の力にも期待できますし、高校のバックアップ力や業界とのパイプの太さもある程度把握することができます。卒業生たちの話をもとに将来設計してみるのも良いでしょう。
    5

    両親との相談を忘れないで

    さて、ここはこれから芸能界を目指す中学生の皆さんにぜひ読んでほしい内容です!皆さんを金銭的・精神的に何よりサポートしてくれるのは両親の存在です。親は我が子を心配する気持ちが一番強いもの。もし芸能高校への入学を決意したら、芸能高校を選ぶこと、選んだ理由、高校でどんなことをしたいか、卒業後の進路などについて必ず相談してくださいね。そもそも高額な学費を負担するのは両親ですし、皆さんは未成年ですから当然親の承諾と協力が必要です。家族が安心して皆さんをサポートできるようきちんと話し合いをしましょう!
    6

    気になったなら資料請求!

    ここまで色々と情報をまとめてきましたが、やはり志望校をある程度絞り込んでからが大切なステップです。気になる高校があればまずは資料請求をしてみましょう。届いた資料を読んだうえで「実際に校舎を見てみたいな」と思えば、学校説明会や見学会に参加してみると良いでしょう。地道ですが、情報集めは自分の目で確かめながらやると確実です。そうすることで間違いのない高校選びが可能になります。貴重な3年間ですから、後悔しない選択をしましょう!