吉本興業高等学院 東京校

吉本興業高等学院は、6,000名以上のタレントが所属する吉本興業が運営するスクールです。興味関心に合わせて自由に科目を選択できるクロスオーバーカリキュラムにより、ジャンルを超えてさまざまなスキルを身に付けることができます。
提携する通信制高校を併修すれば、高卒資格を取得することも可能。芸能界デビューと高校卒業を並行して目指すことができる環境です。
エンタメ業界の幅広い進路を目指せる
数多くのお笑い芸人が所属していることで有名な吉本興業。しかし、実はアイドルやミュージシャン、俳優、文化人、アスリートなど、お笑い芸人以外にも幅広い方々が所属していることはご存知でしょうか。そんな総合的なマネジメント力を強みとし、1人1人の夢を強力にサポートしてくれるのが吉本興業高等学院です。
芸人はもちろんのこと、タレント、アイドル、ヴォーカリスト、ミュージシャン、アーティスト、ダンサー、俳優といった表舞台に立つ仕事から、映画監督、ディレクター、プロデューサー、脚本家、マネージャーといったクリエイティブな仕事まで、多種多様な職業を目指すことができます。もちろん、大学や専門学校への進学も可能です。
在学中には、グループ各社のトップが一堂に会する合同オーディションも開催されます。在校生なら誰でも参加可能で、アピールの手法や表現方法は自由。感想やアドバイスを仲間たちと共有することで、デビューへ向けた貴重な成長の場となるでしょう。
オーディション終了後には個別進路説明会・相談会も行われるので、その場でシナリオや企画などを見てもらい、アドバイスを受けることもできます。さらに、優秀な作品に関しては資金を提供してもらえるなど、企画の実現に向けてバックアップしてもらえるチャンスもあります。
好きな科目を自由に学べるクロスオーバーカリキュラム
吉本興業高等学院では1人1人の可能性を広げるため、興味関心のある科目を自由に選んで履修することができるクロスオーバーカリキュラム制度を取り入れています(1、2年次)。
たとえば、入学時にはヴォーカリスト科目を中心に学んでいた人も、クロスオーバーカリキュラムを使って俳優や声優の科目を受講することで、デビューの可能性がさらに広がるかもしれません。最大15コマまで、何コマ追加しても追加の授業料は必要ないので、ぜひさまざまなジャンルの授業を受講してみると良いでしょう。
なお、3年次には将来のビジョンに合わせ、各ジャンルのプログラムを専門的に履修します。用意されているジャンルは以下の通りです。
【芸人ジャンル】
芸人全般/動画配信タレント、YouTuber/芸人を軸足に活動するクリエイター
【パフォーマージャンル】
アイドル、タレント/ヴォーカリスト/ダンサー、パフォーマー/俳優、女優
【クリエイティブジャンル】
映像ディレクター/デジタル映像クリエイター/映画監督/映像脚本家/舞台脚本家/ミュージカル脚本家/構成作家/コピーライター/プロデューサー/タレントマネージャー/企画プランナー/ライブプロデューサー
【デジタルジャンル】
テックプロデューサー/SNSインフルエンサー/プロデューサー/YouTuber
【総合エンタテインメントジャンル】
各科目を自由に選択し、総合的に学ぶことができます。
高校卒業資格は取得できる?
吉本興業高等学院を卒業するだけでは、高卒資格を取得することはできません。しかし、提携する滋慶学園高等学校の通信制課程を併修し、卒業することで、取得が可能になります。
滋慶学園高等学校は、専門学校や大学院大学、高等専修学校など数多くの教育機関を展開する学校法人滋慶学園が運営する通信制高校です。東京にある校舎(東京学習サポートセンター)は、姉妹校である東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校(TSM)内にあり、歌やダンス、演技などの専門授業を学びながら高卒資格の取得を目指すことができます。
それ以外の通常の科目に関しては自宅学習を中心に行い、スクーリングは4~5日間の宿泊形式で実施します。場所は滋慶学園高等学校のキャンパスがある岡山県美作市。渓流釣りや木工、陶芸、ガラス加工、紙すき、農業などを体験することができます。
入学までの流れ
吉本興業高等学院と滋慶学園高等学校を併修する場合、各学校へそれぞれ願書を提出する必要があります。ここからは、各校の選考方法や学費などについて紹介します。
【吉本興業高等学院】
選考方法…1次選考(書類選考)と2次選考(グループ面接)によって合否判定が行われます。
選考料…5,500円(税込)
入学金…11万5,000円(税込)
年間授業料…33万円(税込)
年間施設使用料…5万5,000円(税込)
※このほか、傷害保険料などがかかります。
【滋慶学園高等学校】
選考方法…面接と作文による試験を行います(別途、基礎力テストを実施する場合もあります)。
選考料…1万1,000円(税込)
入学金…11万円(税込)
授業料…1単位あたり1万3,200円(税込)(卒業までに必要な単位数は74単位以上)
施設設備費…11万円(税込)(2年目以降)
※このほか、教科書代、健康管理費、校友会費、同窓会費、スクーリング諸費用などがかかります。
なお、滋慶学園高等学校は「高等学校等就学支援金制度」の対象となっています。世帯年収が910万円未満(目安)であれば、授業料の一部が国から支給されますので、該当する場合はぜひ活用すると良いでしょう。制度の詳細については、文部科学省のホームページでご確認ください。
※上記の金額に関して、吉本興業高等学院はすべて税込表記、滋慶学園高等学校は税込か税別かの表記なし。
まずは資料請求や学院説明会に参加してみよう
エンターテイメント業界について幅広く学ぶことができる吉本興業高等学院。高卒資格を取得するためには通信制高校を併修する必要があるため、出願の手間や学費の面でネックに感じる方もいるかもしれませんが、吉本興業ならではのマネジメント力で1人1人の夢をサポートしてもらえるため、デビューへ近づけるのはもちろん、人としても成長できる3年間になるのではないでしょうか。
吉本興業高等学院に入学したいと思った方は、まずは資料請求をしてみましょう。また、学院説明会も不定期で開催されますので、気になることを質問してみたい!という方はぜひ参加してみましょう。説明会は対面だけでなくオンラインにも対応していますので、遠方の方でも気軽に参加できますね。