芸能学校の先生って怖いの?中学の先生との違いは?

公開日:2020/05/01  最終更新日:2020/05/18

東京にある芸能学校では怖いイメージがついた指導者や教育者がいるようです。厳しいだけなら耐えられないかもしれない、進路に迷う場合にはそうした誤解もあるでしょうから、解決するためにも、見学会に参加したり、在校生の声を聞いてみましょう。

学力重視ではない違いが大きく占めている

進路相談では、東京の芸能学校に通いたい、そうした中学生の声も少なくないようです。卒業までの学費もかかり、芸能の仕事ができると断言もできないため、不安もあるはずです。

それに特殊な業界でもありますから、一般の中学の先生方が理解するには困難でもあるでしょう。巷では、芸能学校の先生は怖いという噂がありますが、中学の先生との違いなどはあるのでしょうか。

今の芸能学校は勉学と芸能のカリキュラムを用意しているようですから、普通科目の勉強をしながらデビューのためのノウハウも培っていけるのは確かなようです。ですが、それほど学力重視ではないようで、テストの点数より本人の人柄やセンス、魅力を評価してくれる先生方が多いようです。

どうしても中学ならば『学力重視』、集団指導となるために生徒1人1人には目が向けられないようです。熱血教師という時代でもなくなり、怖いこともなく、どちらかといえば進学までサポートする優しい合いの手で指導してくれます。ゆとり教育をそのまま反映させているイメージでしょう。

なかには、高校と分担して専門の教育を実施する芸能学校もあり、普通科と専門科の学習の両立が実現できるようです。ただし、両立を目指すカリキュラムではありますが、どちらかといえば芸能・エンターテイメント業界寄りですから、総合的な勉強量は少ないという違いもあるでしょう。

プロとして厳しく指導してくれる

怖いというイメージがついていますが、中学の先生との違いはどこにあるのかといえば、プロの指導力ではないでしょうか。なかには、100人いたら100のプロデュースをする先生方もいます。

一般の高校では学べないことを教えてくれたり、経験させてくれるなどの有意義な時間を提供してくれます。俳優・女優になりたい夢があるなら、演技指導に熱が入る先生方もいるでしょう。

発声・滑舌は基礎で必須スキルです。『はっきりと聞こえるように』という大声も張るでしょうし、たるんでいる生徒がいれば、ときには『喝』を入れることもあるかもしれません。

もちろん、体罰はありませんが、校庭を10周走るなどのペナルティーはあるかもしれません。『こんなのをやってみて』といわれて実行できる対応力がない場合も、演技指導に熱が入るようで、熱意があれば乗り越えられるでしょう。

中学ならば、ダラけていても『しっかりしろ』といわれる程度でしょう。進路が高校というだけに、厳しさは中学から高校へと持ち越せるのも本音としてあるようです。

しかし、芸能学校の進路は芸能界です。厳しい業界で生半可な状態では押しつぶされてしまいかねないのも本音であり、それを知り尽くしているからこそ、芸能コース・カリキュラムに関しては怖さがセットになるのではないでしょうか。

頼もしさもしっかり持っている先生方

なかには、入学する生徒の約4割が不登校経験者という芸能学校もあります。しかし、そのほとんどの生徒が不登校経験者とは想像できないほどの成長を見せるといいます。そのワケは、心理カウンセラーが在籍していたり、職員が生徒のバックアップに努めているからです。そう考えれば、怖いということもなく、なんなら安心さえ感じられるでしょう。

同じ目標を持つ生徒でコース・クラス編成がされており、チームワークで進める授業は魅力的ですし、壁にあたっても先生方の助言や支えで乗り越えるようです。生徒が楽しいと思えるオリジナル授業もあり、各業界で活躍する一流クリエーターによる特別授業は一般の中学や高校ではないでしょう。

怖いより頼もしいなど、生徒のことを最優先で考えてくれる実力派の方々がいるのも違いのようです。俳優・女優、歌手やアーティスト、各界で活躍をしてきた方々で、個性派ぞろいというのも違いの1つかもしれません。しかも、寮生活などもあり、勉強以外の私生活にも親身になって目を向けてくれるのも大きな違いでしょう。

 

芸能学校の先生の人柄を怖いと誤解しているようですが、中学の先生との違いは熱血であり、芸能に特化しているプロである点でしょう。それだけに、業界の酸いも甘いも知り尽くし、それが厳しさへと変化しているようです。

しかし、それは世間のイメージであり、本音は優しさ、頼もしさもあり、在校生からの評判もいいようです。カリキュラムや講義スケジュールを生徒と一緒に企画したり、一般科目と芸能との勉強の両立も可能にしています。

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