芸能界に入りたい!オーディションを勝ち抜くには特技は必要?

公開日:2021/12/15  最終更新日:2021/11/16


芸能人の多くは、オーディションを通過して芸能界デビューを果たしています。多くのライバルの中からオーディションを勝ち抜くために、特技は必要なのでしょうか。また、オーディションの際はどんなアピールができるでしょうか。これらの点をこの記事で取り上げます。芸能界を目指している方はぜひ参考にしてみてください。

オーディションが上手くいかなかった人の失敗例

すべての人がオーディションで実力を発揮できるとは限りません。準備不足や緊張、想定外のハプニングなどで「失敗してしまった」と感じる方も多くいます。

ここで芸能界を目指していた、ある男性の失敗談を紹介します。この男性は、オーディションの中で一発芸の披露を求められることを知っていたため「ジャグリング」を選択し、おどけた面白い芸を目指して練習を重ねていました。

しかしオーディション当日、はるかに上手い専門的なジャグリングを先に披露され、意気消沈。自分の気持ちが折れた状態のまま、オーディションを終えることになってしまったという失敗談があります。オーディション独特の雰囲気にプレッシャーを感じるなら、自分の実力を発揮することは難しくなるでしょう。

オーディションなのに何もしなかった芸能人もいる!?

オーディションでは、自己PRをしたり特技を披露する場が設けられることがほとんどです。しかし、その中で何もしなかった芸能人もいるのです。

たとえば、嵐の二宮和也さんは、2006年頃にハリウッド映画「硫黄島からの手紙」のオーディションに参加しました。過去にジャニーズ事務所からハリウッド映画に出演した例はなく、本人は「受かる訳がない」という気持ちでオーディションに臨んだそうです。オーディションの際、二宮さんはカメラに向かって行う演技審査で、セリフのない短いシーンを選んで演じました。

スタッフから「短すぎる」と指摘されたものの、「僕はこれで大丈夫です」とやり直すことはなかったそう。しかし、このやり取りがクリント・イーストウッド監督の目に留まり、オーディションで受けた役ではない、別の役に抜擢されたそうです。

また、女優の長澤まさみさんが芸能界入りのきっかけとなったのは、東宝シンデレラオーディションです。そのオーディションで、審査員の高嶋政伸さんから「特技のジャズダンスを踊ってみてください」といわれましたが、特技は母親が勝手に書いたものだったので、「踊りません」と答えたそう。しかし、長澤さんは3万人を超える応募者の中からグランプリを獲得しました。

さらに、同じ東宝シンデレラオーディションで、2011年に出場していた浜辺美波さんも特技披露の際に、「特技はありません」と答えたそうです。何も披露しなかったのにも関わらず、このオーディションで「ニュージェネレーション賞」を授賞しました。

実は素のままのほうが評価される?

オーディションでは、「素でぶつかっていくタイプ」と「作りこんでいくタイプ」に分かれるでしょう。「完璧にやりたい」「失敗したくない」と思うほど、自分をよく見せようとします。

しかし、審査員が求めるものは完璧な人ではありません。隙が見えないと、「本当はどんな人なんだろう」と感じることがあるでしょう。審査員に「これから育てていきたい」「成長する見込みがある」と思わせるには、「素の自分」を見せることが大切です。オーディションの際、素直に等身大の自分をぶつけることで、芝居に対する姿勢や自分の感性を伝えることができるでしょう。

「オーディションだから」と気負いすぎて参加すると、素の自分を見せることが難しくなります。「オーディションを楽しもう」という気持ちで参加してみるとよいでしょう。リラックスした気持ちで参加すれば、自分の魅力をアピールすることができます。

自分磨きは大事!自分だけの個性を身につけよう

オーディションの際、審査員は一人ひとりの「自分らしさ」に注目することが多いでしょう。誰かを真似した演技やオリジナリティの欠けた演技に惹かれることはありません。

そのため、「自分だけの個性」を身につけることは非常に重要です。また、オーディションに失敗した経験も無駄ではありません。「なぜオーディションに失敗してしまったのか」「自分には何が足りなかったのか」を振り返ってみましょう。自分の弱点を見つめ直すことは、自分磨きに繋がります。自分が苦手だと感じるものにも積極的に挑戦し、得意なものを伸ばすために、努力を惜しまないようにしましょう。

 

憧れの芸能界に入るためには、オーディションは避けて通ることはできません。オーディションでは、特技や自己PRをする機会がありますが、素直に等身大の自分をぶつけることが大切です。過去にオーディションに受かった芸能人の中には、オーディションの際に特技披露をしなかった人もいるのです。気負いすぎずオーディションを楽しむことで、普段の自分を審査員にアピールすることができるでしょう。

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