東京で芸能学校に通いたいと考えている方は、通信制高校に通いながら芸能学校に通うことも検討しているのではないでしょうか。芸能学校は、高校の卒業資格を取れるところもありますが、すべての学校がそうではないため、高卒の資格を取得できない場合もあります。この記事では、通信制高校の特徴や偏差値、合格率などをまとめています。

通信制高校とは？

通信制高校は、高校を卒業したことを証明できる資格を取得できる学校です。高校を卒業したことを証明できれば、就職活動で高卒という条件が記載されている求人にもエントリーできます。また、給料も高卒の金額で受け取ることができます。

通信制高校に通っている人は、高校を中退してしまった人、高校に通う学費が無く入学できなかった人、働きながら高卒の資格を取得したい人など様々です。年代も10代から50代以降の人まで幅広く通っています。芸能界を目指したい場合でも、やはり高卒の資格は取っておいた方が良いです。

通信制高校の偏差値や合格率ってどのくらい？

通信制高校の偏差値や合格率が気になる人もいるのではないでしょうか。偏差値や合格率についてまとめておきます。

■偏差値はどれくらいなの？

通信制高校の偏差値はありません。正確には、偏差値を出すことが難しいと言われています。その理由は、通常の高校のように入試で入学することが少ないからです。通信制高校は、高校に通いたい、高卒の資格を取得したいという人のために、広く受け入れる学校です。そのため、難しい試験ではなく、面接などで入学できることが多いです。このような点から偏差値が分からないのです。

■自分の偏差値を知りたいなら

通信制高校に入学できたとしても、自分の偏差値が気になってしまうという場合もあるでしょう。偏差値を知りたいという場合は、予備校で行われている模擬試験を受けることで自分の偏差値を知ることができます。偏差値を知っておくことで、自分の学力レベルが把握できるでしょう。

■合格率はどれくらいなの？

通信制高校の合格率は高いと言われています。その理由は、受け入れるための試験をしている学校が多いからです。しかし本当に試験に合格できるのか不安という人もいるでしょう。試験の内容で多いのは、面接と作文です。どうして通信制高校で学習したいのかなどを聞かれることが多いです。面接と作文なので、試験前にしっかり勉強していないと受からないということはありません。

そしてどちらかと言えば面接にかなり重点が置かれています。面接でも、基本的に受け入れるという姿勢で話がされるので、正直に通信制高校を選んだ理由や、目標などを話すのが良いでしょう。面接の内容をもとに、どのようにサポートしていくのか学校側が考えてくれます。

■通信制高校に通っている人はどんな人？

通信制高校で多いのが、いじめや不登校などで学校に通えなくなってしまった人です。また、家庭の事情から通信制しか選べないというような場合もあるでしょう。他には、夢のために働きながら高校の資格を取得したい、戦争で勉強できなかったから改めて高校の勉強をしたいというような理由で通っている人もいます。

■通信制高校はどうやって卒業するの？

通信制高校は、各学校で授業スタイルが異なります。必要となる単位を取得しなければならないということは卒業の条件として共通していますが、どれくらいの時間学校に行くのか、テストの方法や授業の仕方などは異なります。例えば専門コースがある通信制高校の場合は、専門課程の授業が主となるため、スクーリングの回数は増えるでしょう。

高校卒業のためだけの授業となると、オンライン授業や自主学習が中心となっていることが多く、学校に行くのは月1回というような場合もあります。自分の生活スタイルに合わせて選ぶことで、無理なく卒業を目指せます。通信制高校の場合、3年または4年で卒業できるようにカリキュラムが組まれています。ただし単位を落としてしまうと留年となるので注意しましょう。

通信制高校から大学進学を目指すことは可能？

通信制高校を卒業すると、どのような進路に進むことができるのでしょうか。通信制高校は、高校を卒業した証になりますので、高校卒業の資格がなければ受験できない大学や専門学校にも進学することができます。芸能学校に通っていても、大学を目指したいという人もいるでしょう。そのような場合も、通信制高校と芸能学校を両立し、卒業して大学に進むということも可能です。大学進学も目指せるという点で、働いて大学の学費を稼いで、通信制高校を卒業し、行きたい大学を受験することもできるでしょう。

 

通信制高校はどのようなところなのか、入学の際に行われる試験や合格率、偏差値などをお伝えしました。通信制高校といっても様々な種類があります。最近は、夢を叶えるための専門コースが用意された通信制高校もあります。自分に合う通信制高校を探してみてください。