高卒で満足?芸能学校から大学に進学する方法とは?
芸能関連のレッスンを提供してもらえる学校に通うことを考えている方は、そこで学歴を終わらせるのではなく、大学への進学も考えているかもしれません。こちらでは、どのような方法を選択すれば、大学に進めるようになるのか説明するので、高卒では満足できない方は参考にしてください。
高卒の資格を取れる芸能学校に通わなければいけない
これから芸能学校に入って、卒業後はさらにそのうえにある大学を目指すのなら、必ず高卒の資格が取れるところを選びましょう。
大学受験というのは誰でも受けられるものではなく、高校を卒業していなければ受けることはできません。そのため、高校の授業を提供してくれるところに通って、きちんと単位を取得しなければ、大学を受けるのは夢となってしまいます。
もしも、高校の授業が受けられる芸能学校を探したいのなら、ホームページでしっかりとカリキュラムを確認しましょう。高校の授業に対応しているのなら、カリキュラムには歌や演技などのレッスンだけではなく、英語や国語などの学科も含まれているはずです。
ちなみに、高校の授業がおこなわれているところならば、施設名に高校というワードが入っていることが多いです。ワードが入っていればほぼ間違いなく、卒業したあとは高卒になることができるため、安心して出願しても大丈夫でしょう。
推薦や一般入試など普通の高校と一緒
芸能学校というと特別な施設だと考えるかもしれませんが、高卒の資格を得られるのなら、普通の高校と同じだと考えましょう。推薦制度が用意されているところもあるため、学科試験をおこなわずに大学に進学できる可能性もあります。
推薦が無理だとしても、一般入試があるため、誰でも進学の機会が与えられているといってもよいでしょう。高卒の資格は一般の高校とまったく変わらないため、どこの大学でも受験することができます。
ただし、芸能学校の場合は進学に特化した授業はおこなわれていないはずなので、希望を叶えるための学力が身についていないかもしれません。もしも、学力に心配があるというのなら、学習塾に通うことも考えたほうがよいです。
3年生になってから焦っても遅い場合が多いので、進学を考えるのなら、1年生のうちから学習塾に通うことを考えましょう。多人数タイプやマンツーマンタイプなどの学習塾があるため、適切なものを選べば、芸能学校からでも進学するのは難しくはありません。
なお、普通の高校と同じなので、進学のサポートも用意されていることが多いです。どのような道に進みたいのか相談ができるため、自身の望みを伝えて、しっかりとしたサポートを受けましょう。
高卒の資格がないなら高校に通うか高認を受ける
芸能学校のすべてが高校の授業をおこなっているわけではないので、すべてのカリキュラムを終わらせたとしても、高校を卒業したことにならない場合もあります。それでは、そのまま大学を受験することはできないため、高卒の資格をゲットするか、それの代わりになるものを取得するようにしましょう。
まず、高卒の資格が欲しいのなら、高校に3年間(中退した経験があるのなら短くなる可能性もある)通って卒業をするしかありません。昼間に通う普通の高校もありますし、夜間学部や通信制など、いろいろなタイプがあるので自身にとって都合のよいものを選びましょう。
もしも、高校に3年間も通ってられないというのなら、最短で1年あれば取得ができる高認(高等学校卒業程度認定試験)に合格すれば解決です。次の高認で、10科目ほどの試験を1度にすべて合格すれば、大学を受験するための資格を得られます。
多くの場合は8月と11月に試験が用意されているため、どちらかで合格すれば、次の年には大学生としてデビューしているかもしれません。ちなみに、1度で合格できなくても、8月と11月ですべての科目に受かれば高認の資格は得られます。
もちろん、次の年に合格した科目を持ち越せるので、2年で高認に受かることを目指すことも可能です。ただし、3年以上の年月がかかってしまうのなら、『高校に通っていたほうが早かった』と感じてしまうかもしれないので気をつけましょう。
高卒の資格を取れる芸能学校ならば、推薦や一般入試などで普通の高校と同じように進学することが可能です。もしも、進学込みで芸能学校に入ることを考えているのなら、入学前の相談会を活用したほうがよいです。そちらで、いろいろと質問をしてみれば、自分が進みたい道にあった芸能学校か判断することができるでしょう。
ただし、高卒の資格を取得できないところなら、改めて高校に通い取得をするか、代わりに高認に合格する必要があるので気をつけましょう。芸能人になる夢と大卒になるための夢の両方を叶えるためのルートはあるはずなので、じっくりと考えたうえで決断することをおすすめします。