教育ローンは利用できる?学費の支払い方法の種類とは?

公開日:2020/06/15  最終更新日:2020/06/16

芸能学校に入るために気になるのが、学費の存在です。だいたいの場合は私立ですから、費用面への負担もそれなりに発生すると考えた方がいいでしょう。ここではそれぞれの支払い方法と、教育ローンや奨学金などの使用について紹介します。

支払い方法はさまざま

まず、一般的な学費の支払い方法についてです。実はさまざまな方法がとられているところも増えてきており、例えばクレジットカードで支払いができるところや電子マネーなどの仮想マネーで支払いができたり、送金サービスを使っているところもあります。

ただ、基本的には銀行の指定された口座へ指定された期日までに振り込む、というのが一般的でしょう。学校から入学案内とともに銀行振り込みの振込先や振込表などが送付されてきますので、その指示に従って代金を振り込むのが一般的です。このため、入学が決まってからの学校の連絡や通知についてはよく気をつけておきたいところです。

なお、だいたいの学校では合格の連絡や振込の連絡が来るまでに学費がいくらかかるかは調べることができます。学校説明会などでも費用面の説明はあるでしょうし、それ以外のさまざまな出費についての説明を受ける機会は多いでしょう。

このため、基本的に入学前までにどのくらいの金額がかかるか、あるいは在学期間にどのくらいの費用がかかるかを調べておきましょう。少なくとも費用面についての詳細が判明していないうちは、入学試験などを受けるべきではありません。

また、入学試験より前に費用面についての説明がない学校は特に注意が必要です。入学を検討する段階で費用面もチェックしておく方が無難ですし、説明が不十分な場合は個人で問い合わせるか、入学しますという意思表示の前に説明を受けておきましょう。

学費以外にも費用が発生する場合が多い

次に、気をつけたいのが学費以外の費用が都度発生する可能性はとても高い、という点です。例えば、修学旅行の費用が発生する可能性は高いでしょう。修学旅行は今では海外に行くのが主流で、海外での技術研修や海外での先進的なエンターテイメント技術を学ぶ機会が多いでしょう。

この場合は学費以外にも研修費用として数十万円ほどかかるケースが多く、費用面は基本的にかなりの負担となってくるかもしれません。参加しない人や経済的な事情から参加できない人のための対処法を持つ学校もありますが、できるだけ参加したいところです。

また、学校によっては制服や日常生活のための費用が発生する場合も多いのです。例えばレッスン着や専門の靴などを必要とする授業は多く、また舞台に登壇するための費用がかかりがちです。実はこういったところは明確に分かるものもあれば、そうではないものもあり、見えない費用もかなりかかります

制服や学用品ならまだ事前に判明しますが、舞台に乗るための経費についてはさまざまな費用面での考え方がありますので、少なくとも意外な部分で費用がかかる可能性は考慮しておいてください。

奨学金や教育ローンは相談して決めよう

学校生活で費用が負担となりそうな人や負担となる人の場合、奨学金や教育ローンを使うのも方法です。奨学金の場合は、国が実施している日本学生支援機構という機関の奨学金を使ったり、学校独自の奨学金制度を使うところもあります。

これらは基本的に制度が複雑なのですが、主に入学前から申し込みをおこない、入学時から奨学金の支援を受けることもできるでしょう。また、学校独自の制度の場合は成績優秀者のみに給付されるケースもありますので、どういう制度なのか入学前に調べておき、可能ならば申し込みましょう。

一方、教育ローンが使える場合もあります。これは銀行などが実施しているもので、主に教育のためにかかる費用を一括で借り入れられたり、あるいは毎月借り入れることができる制度です。

こちらの方が審査もゆるく、また奨学金がなく国の奨学金制度も使えないという場合に使用することが多いでしょう。金利が安く返済までの工夫がなされているサービスも多いため、こちらを活用する方が無難という人も多いかもしれません。

最後に、芸能学校の場合はこういった奨学金も教育ローンも使えないような学校というのもあります。この場合、ローンを組むならフリーローンやカードローンなどの比較的審査がゆるく用途が自由なローンを使うことで学費を準備することを考える人もいるでしょう。

ですが、こういったローンはあまりおすすめできません。というのも、こういった自由度の高いローンは金利も高いケースが多く、返済が大きな負担になる場合も多いのです。よく注意しましょう。

 

学費についてはある程度かかるのが基本ですので、どの学校に行くにしても最初に費用面はよく知っておきましょう。また、振込や学費の支払いをうっかり忘れていた、ということがないように気をつけてください。

同時に、学費を準備するための方法はいくつかありますので、それらの方法に従って準備していきましょう。意外なところで費用がかかるケースもかなりありますので、事前に費用がかかりそうなタイミングやその内容を調べておき、準備する必要があります。

なお、途中で必要ならば学費を準備するための支援として、学内の奨学金や国の奨学金、ローンの利用なども検討してみるといいでしょう。

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