高卒と高認の違いは?芸能高校は高卒資格で選ぶべき理由とは?

公開日:2020/06/15  最終更新日:2020/06/16

芸能学校に通うことを考えた場合、高卒と高認の違いが分からなければ、将来損をしてしまうかもしれません。こちらでは、高卒と高認がどのように異なるのか説明します。どちらにするかで、通えるところも異なってくるので、最初に決めておいたほうが、スムーズにいろいろなことを決定できるようになります。

高卒は高校を利用することで取得できるもの

高卒の資格を得るためには高校を利用して、必要な単位をすべて取得しなければいけません。通学制の高校もありますし、学校に通わなくてもよい通信制の高校もあるためライフスタイルに合わせて選択することが可能です。

ただし、通信制も一定の期間、高校に通わなければ取得できない単位もあるので気をつけましょう。そのシステムをスクーリングといって、学校によって開催日が異なるため、入学するまえにチェックしておいたほうがよいです。社会人でも通えるように、短期間で集中してスクーリングがおこなわれているところが多いです。

このように高卒の資格は単位を取得して、学校を卒業することで得られるものです。最低でも3年間は高校に所属し続けなければいけないので、1年で取得することは無理だと考えたほうがよいです。逆に通信制の場合は、普通の高校と同じように3年間で卒業する必要はありません。多くところが単位制を採用しているので、自身のペースに合わせて卒業を目指すことが可能です。

高認は試験を合格することで取得ができるもの

高認は学校に通う必要はなく、毎年定期的に開催されている試験に合格すれば取得できます。略さずにいうと高等学校卒業程度認定試験という長い名称で、その名前の通りに高校を卒業した方と同程度の学力があることを証明するための資格です。

そのため、国語や数学や英語など、たくさんの種類の試験が用意されていて、一定数の科目を合格しなければいけません。一つひとつのテストはそれほど難易度は高くありませんが、合格する必要がある教科数が多いので簡単な試験だとはいえないでしょう。

ただし、一度合格した科目は、そのまま記録として残るため次回からは受験する必要はありません。つまり、何回も受験をして、必要な科目数をすべて合格できれば、高認の資格を得られることになります。

なお、高認は勉強期間が設定されてはいないので、頑張れば1年で取得ができる資格です。そのため、早く高等学校卒業程度の学力があると認められたいのなら、取得を目指すのがよいです。

ただし、16歳で合格をできたとしても、専門学校や大学などは18歳まで受験することができないので、そちらは勘違いしないようにしましょう。ちなみに、高認は学歴として認められないため、合格したとしても最終学歴が中卒になってしまいます。

もちろん、高卒が条件になっている資格を取得したり、仕事に就職したりすることは可能です。しかし、あくまで中卒なので、それが嫌ならば高校に通うか、専門学校や大学などの一つうえの教育機関に通うことを考えましょう。

高卒と高認のどちらがよいか決めよう

芸能学校には高校のシステムも備わっているところがあるため、そちらを選べば、歌や演技のレッスンを受けながら高卒を目指すことができます。また、通信制の高校でも、芸能コースが用意されているところもあるので、勉強のために学校に通わずとも高卒とデビューの両方を目指すことが可能です。

高校の勉強ができない芸能学校に通いたいなら、高認の資格を取得することを考えましょう。芸能学校ではレッスンを受けることだけに集中して、自宅で勉強を頑張りながら試験の合格を目指すのもよいです。

試験に合格するためのスクールや通信講座もあるので、勉強に不安があるのなら、それらにサポートしてもらいましょう。将来のことを考えて、選択肢を増やしたいと考えるのなら、どちらの道に進むのが自分にとって最適なのかきちんと考える必要があります。

 

芸能学校によって高卒の資格が取れるところと取れないところがあるので、場合によっては高認に合格することを目指さなければいけません。もしも、最終学歴が中卒になるのが困ると考えるのなら、芸能高校に進むことを考えたほうがよいでしょう。

もしも、中卒であってもかまわないのなら、高校のシステムが組み込まれてない芸能学校も選択肢になります。なお、芸能学校に通うのなら高卒か高認か以外に、どのようなカリキュラムが用意されているのかも大切だといえるでしょう。なぜならば、芸能学校に通う方は将来的に、役者や歌手などのプロとしてデビューしたいと考えているはずだからです。

芸能学校のカリキュラムはそれぞれで異なるので、身につけられる実力には差がでてしまいます。そのため、芸能学校を選ぶのなら、まずは高卒の資格が取得できるかチェックをして、そのあとはカリキュラムが充実しているかきちんと確かめましょう。

おすすめ関連記事