単位制と学年制の違いと特徴を分かりやすく解説

公開日:2020/05/01  最終更新日:2020/05/18

芸能の道に進みたくて芸能学校に通うことを考え、いろいろな情報をリサーチしているかもしれません。そのために公式ウェブサイトなどを読んでいると、学年制や単位制という言葉がでてくるのを見つけられるはずです。こちらでは2つがどのような違いがあるのか分かりやすく解説します。

学年制を採用しているところの特徴

学年制というのはいわゆる普通の高校のシステムで、1年から3年生まで通うことで卒業ができます。単位は1学年あたりで決まっていて、それをすべて取得すれば、次の学年に上がることが可能です。

3年生になり、単位を全部取得すれば、無事に卒業をして高卒の資格をもらえるようになります。もしも、取得できなかったのならば、もう一度同じ学年をやり直すことになるので気をつけなければいけません。

つまり、勉強を怠けてしまうと、いつまで経っても次の学年に上がることはできないシステムです。留年した場合は、単位を取った授業は受けなくてもよいわけではなく、必ず受け直す必要があるので気をつけましょう。

単位制を採用しているところの特徴

単位制というものは、必要とする単位を取得すれば、学校を卒業することができるというシステムです。例えば、1から10という名称の単位があるとして、それらを全部取得する必要があるのですが、順番はまったく決まっていません。

3から初めてもよいですし、5から初めてもよいので、とにかく必要な単位をすべて取得すればよいのです。また、3年ですべての単位を取得する必要はないため、4年や5年かけて卒業を目指すこともできます。1度取得した単位は、年度が変わったときに消滅するわけではないので安心しましょう。

ただし、高校を卒業するための条件として、3年間在籍することが定められているので、1年や2年で高卒の資格を得ることはできません。ちなみに、現在通っている高校をやめて、単位制の学校に通うことを考える方もいるでしょう。そのときは、現在の学校で取得した単位を引き継げることがあるため、無駄になることはありません。

すでに取得している単位は自分で申告する必要があるので、無駄にしたくないのならしっかりと調べておきましょう。芸能学校のほうでやってくれることはないため、これまでの時間を無駄にしたくないなら気をつけなければいけません。

なお、もしも現在の学校に2年間通っているのなら、単位制の高校は3年かからずに卒業することができます。あと1年通えばよい場合もあるので、芸能学校に現状を説明して、どうやれば卒業できるのか聞いてみるとよいでしょう。

学年制と単位制の違いをハッキリさせよう

学年制と単位制の違いをまとめると、3年間通わなければいけないことは同じですが、単位の取得方法が違うということです。学年制は1年あたりに取得しなければいけない単位が決まっていますが、単位制は3年間(もしくはそれ以上)で取得しなければいけない単位が決まっています。どちらが自分に合った単位の取得方法なのか、しっかりと考慮して芸能学校を選ばなければ、高卒の資格にたどり着かないかもしれません。

なお、芸能学校を選ぶうえで、知っておかなければいけないワードはほかにもあります。とくに、通学制と通信制の違いは知っておいたほうがよいので、きちんと理解をしておきましょう。

通学制というのは毎日学校に通わなければいけないシステムで、学年制のところが多く利用をしています。通信制は学校に通わずに自宅で勉強ができるシステムで、単位制のところが採用している場合が多いです。

ただし、単位制のところでも自宅ですべての学習ができるわけではなく、スクーリングといって年に何日かは学校に通う日が用意されています。ちなみに、芸能学校によっては通信制サポート校というものもあるので、そちらも知っておきましょう。

通信制サポート校は通信制高校の勉強を見てくれるところで、すべての単位を取得するための手助けをしてくれます。すでに通信制高校に入学していて芸能学校に入ることを考えているのなら、中退せずに利用できるサポート校の利用も考えたほうがよいでしょう。

 

学年制と単位制の違いが理解できたのなら、次は自分が通いたい芸能学校がどのシステムを利用しているのか把握しなければいけません。公式ウェブサイトを訪れれば、システムについて記載されているのでしっかりと読んでおきましょう。

もしも、理解できないところがあるのなら、相談会などに参加をして、システムについて説明してもらうことをおすすめします。相談会ならば高校の勉強に関するカリキュラムだけではなく、芸の勉強に関するカリキュラムについても教えてもらえるので、進学するべきかどうか決められるようになります。

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