芸能学校の授業内容ってどんなことをするの?
テレビや動画などを見て芸能人に憧れる若い人は多いはずです。もし自分がアクティブに活動するタイプならば、本格的に芸能人になるための道を模索するのも悪くはありません。その入り口の1つが芸能学校になります。学校にも、さまざまなジャンルがあり、実際にそれぞれの学校ではどのような授業がおこなわれているのかみていきましょう。
高等学校と18歳以上が通う学校の違いとは
芸能人を目指す場合に、高等学校段階で芸能関係の勉強をしていく学校に入る人もいますが、高校卒業した18歳から芸能人になるための学校に入ろうとする人もいます。この場合には、実際に学校に入ってからの勉強内容も実は少し異なります。
高等学校の場合は、普通高校とは違うものの、高等学校を卒業するときに必要な単位は確実にとっておかなければいけません。つまり、高卒と認定されるためには中学生のときに学習した数学や英語そして国語なども学んでいかなければいけないわけです。
普通の全日制高校との違いは、学量が少ないことでしょう。全日制高校が、1週間に7回ぐらいは英語の授業があるとすれば、芸能人を養成する学校の場合1週間に4回程度しかない可能性があります。授業コマ数が少なくても、文部科学省によって認定された単位を取得することができれば、学校も卒業することができるでしょう。そのため、高等学校に入る場合は芸能の勉強ばかりをするわけではないことをよく理解しておく必要があります。
一方で、専門学校の場合には、専門分野の勉強を中心におこなっていきます。ただ、専門分野の勉強を深めるために普通科目の勉強をおこなうところもあるでしょう。俳優を養成する芸能学校のレベルになるとすれば、一般教養のような勉強をすることはまずありません。ひたすら俳優の演技指導などを受けていくことになるでしょう。
時間割はどのようになっているか理解しよう
芸能学校に入る場合でも、18歳以上の生徒が入る学校は、主に専門科目ばかりになります。専門科目にもさまざまありますが、例えばダンスを学びたい場合にはダンスレッスンなどが授業に組み込まれている可能性があります。ダンスレッスンがあるとしても、1日中ダンスを学んでいるわけではなく、1週間に4コマなどのように限定的になるでしょう。
一方で、音楽活動をしたい場合には、ダンスレッスンなどがあるわけではありませんが、そのかわりボーカルになるための勉強などをしていきます。どちらかと言えば、机に座ってやるタイプの授業ではなく、実際に発声練習やギターの弾き方などを学んでいくわけです。
このような勉強は、たいてい入学して1年目におこなうことになるでしょう。何故かと言えば、1年目こそ芸能活動の基礎を学ぶのにふさわしい時期だからです。
それ以外に考えられる授業は、コミュニケーション能力を育成する内容などです。芸能活動をする場合には、必ずそれを見てくれるファンがいるわけです。多くのファンをつけるためには、コミュニケーション能力が必要でお客さんといかにコミュニケーションをとっていくかが重要になります。それらは、芸能学校の中でカリキュラムの1つとして組み入れられていることもあります。
2年目以降はさらに深い学習をする
芸能学校でも、1年で卒業してしまうところもあれば、1年以上通うところがあります。当然ながら本格的に芸能人を目指し、深い学習をしたい場合には2年目も学んだ方が良いでしょう。学校によっても異なりますが、すべてのところが1年単位で区切りをつけているわけではありません。
例えば、俳優を養成する芸能学校は、半年スパンで生徒を募集しています。そのため、最初の半年間で基礎を学び、残りの半年間でそのままドロップアウトするかあるいはさらにその上の学習をすることになります。
俳優の養成学校に関しては、基本的に授業と言うよりも、ほとんどが実演になるでしょう。もちろん座学で勉強する機会もありますが、2年目以降はオーディションに合格するための練習などが中心になることを考えれば、実技ばかりになることが理解できるはずです。
授業の中で、オーディションに合格するための実技をしていきますが、この中では、実際に多くの人の前で喋る練習などもおこないます。つまり、クラス単位でおこなう授業も多いですが全体で練習する授業も少なくありません。
もし、2年目の授業を受けてあるいは後期の授業を受けて、見事に芸能事務所に合格したらそれで卒業になります。しかし、すべての人が芸能事務所に合格するとは限りません。この場合には、もう一度基礎から授業を受け直すことも可能になるでしょう。
芸能学校に通う場合には、いったいどのような授業内容になっているかを知ることがとても重要になります。たいていは、最初の1年目に座学と実技を交えて授業をおこなっていくスタイルです。高等学校の場合には、一般教養科目もありますので、英語や数学の勉強しなければならないこともあるでしょう。
18歳以上が入る専門学校のスタイルを採用している芸能学校に通う場合、本格的にオーディションを受けるための勉強していくことになります。オーディションに無事合格すれば卒業ですが、合格しない場合は再び基礎から学習することも可能になります。