通信制高校にはどんなコースがある?
通信制高校は、高校卒業の資格を取る方法として注目されています。特に最近は、さまざまな通信制高校があるので、自分の目的に合わせて選びやすくなっています。この記事では、通信制高校に通うメリットやデメリット、通信制高校のコース、通信制高校の入学から卒業までの流れなどをまとめています。
通信制高校に通うメリット・デメリット
通信制高校に通うことを検討しているなら、まずは通信制高校に通うメリットとデメリットを知っておきましょう。
通信制高校のメリット①
働きながら通える
通信制高校のメリットとして、働きながら通うことができる点が挙げられます。仕事をして学費を稼ぎながら高校卒業の資格を取得したい、大学に行くための学費を稼ぎながら高卒の資格を取って進学したいというような人も通っています。また、過去に高校を中退し社会人になったけれど高校卒業の資格が欲しいから通うという人もいます。
通信制高校のメリット②
さまざまな年代の人と出会える
通信制高校には、さまざまな年代の人が通っています。学校によっては10代や20代ばかりということもありますが、なかには30代や40代で通っている人もいるのです。さまざまな年代の人と出会える点で、人間関係の幅が広がるでしょう。
通信制高校のメリット③
高校の卒業資格を得られる
通信制高校は、全日制の高校を卒業したのと同じ高卒の資格を得ることができます。高卒の資格があることで、専門学校や大学も進学しやすくなりますし、就職しやすくなると言えるでしょう。
通信制高校のメリット④
他の学校と両立も可能
声優学校や芸能学校などと並行して通信制高校に通っている人もいます。
通信制高校のデメリット①
学習計画は自分で立てなければいけない
通信制高校では、勉強の計画を自分で立てなければいけません。卒業までに必要な単位を取得していないといけませんので、このスケジュール管理は大変でしょう。
通信制高校のデメリット②
学業優先にならない人も
アルバイトをしてしまうと、学業を優先できなくなってしまう人もいます。シフトに入って欲しいと頼まれると断れないという人は、学業優先を条件としてアルバイトできるところを探しましょう。
通信制高校のデメリット③
偏差値が分からない
通信制高校の学習は比較的レベルが低くなっています。このことから、目指したい大学がある場合は、学力が足りないということも起こりやすいです。
通信制高校にはどんなコースがある?
通信制高校にはさまざまなコースがあります。それぞれ詳しく解説します。
大学進学コース
通信制高校では、偏差値が分からないということが言われていますが、大学進学コースがある学校を選ぶことで、しっかりと大学受験のための勉強をしていくことが可能です。難関大学を目指したい場合は、塾や予備校も利用するとしっかりと対策できるでしょう。
プログラミングコース
最近注目されているのがプログラミングコースです。これからの時代需要が高いとされている職種なので、このコースは注目されています。
芸能コース
芸能界を目指したい人のためのコースです。声優や俳優、タレント、ダンサー、モデル、歌手などを目指せます。通信制高校がプロダクションと提携していて、在学中にオーディションを受けることができるなどの特典があるケースが多いです。
保育士・福祉コース
保育士や介護の仕事を目指せるコースです。在学中に資格取得を目指したり、資格受験のための学習をしたりできます。
美容コース
ネイリスト、美容師、ヘアメイクアップアーティスト、エステティシャンなどを目指せるコースです。在学中に資格を取得することもできます。
漫画・アニメコース
漫画家やアニメに関する仕事を目指すコースがあります。イラストの描き方なども学べます。
通信制高校の入学から卒業までの流れ
通信制高校の場合、入学から卒業までどのような流れになっているのでしょうか。
入学試験
入学の際は、事前試験があります。試験の内容は学校により異なりますが比較的簡単で、作文や面接が中心です。入学時期は4月と10月が多いです。
学校生活
決められた日時でスクーリングがあります。スクーリングでは、他の生徒と顔を合わせて先生の授業を受けます。日々の勉強は自宅で行い、レポートを提出します。レポートとスクーリング、学校行事で単位を取っていきます。
卒業
通信制高校の卒業は、3年から4年が目安です。単位を取得できれば卒業可能です。通信制高校は、転入や編入制度も設けられているので、他の学校で在籍していた場合は、その期間も含めて3年や4年というようにカウントされます。
通信制高校にはどのようなコースがあるのか、通信制高校のメリットやデメリットなどもお伝えしました。これから通信制高校に入学する人は、自分に合う通信制高校を選ぶようにしましょう。東京には沢山の通信制高校があります。まずは気になった学校の資料請求をしてみてください。