通信制高校の選び方は?入試難易度についても解説!

公開日:2022/05/15  最終更新日:2022/04/25


通信制高校への入学を検討している人は高校卒業だけではなく、さまざまな目的を持っていることでしょう。通信制高校にも多くの学校があるため、学校選びに悩む人も多いのではないでしょうか。今回は通信制高校を選ぶ際にチェックすべきポイントを解説します。入試の難易度についても併せて解説しますので、通信制高校選びの参考にしてください。

通信制高校を選ぶ際にチェックするべきポイント

まずは通信制高校を選ぶ際にチェックするべきポイントについて以下の通り解説します。

■公立と私立のどちらを選ぶか

通信制高校を選ぶ際に迷うのが公立と私立のどちらを選ぶかです。公立は各都道府県が設立し運営しており、私立に比べて学費が安いというメリットがあります。しかしながら公立の通信制高校の数は私立に比べると少なく、基本的に自分が住む県にある学校にしか入学できないため、選択の幅は限られます。

私立は民間企業が運営しており、学費は公立に比べると高いですが、住んでいる居住地に関係なく入学可能で、学校の数が多いので選択の幅が広がります。

■進学する目的

通信制高校は学校によって学科やコースが様々であるため、進学する目的も通信制高校を選ぶ際に重要なポイントとなります。もちろん高校卒業という資格を得ることも目的の一つとなるかもしれませんが、夢や目標に向かって行くために、希望するコースがある通信制高校に通うことをおすすめします。

大学への進学を検討している人も通信制高校には進学コースがあるため、卒業後の進学や就職のプランに応じて学校を選びましょう。

■学習のサポート体制

通信制高校は全日制高校と違って毎日登校しない分、自分で学習を進めていく力が求められます。しかしながら独学のみで3年での卒業はハードルが高いかもしれません。

特に自学自習できる自信がない人は学習のサポート体制が充実した学校を選ぶことをおすすめします。通信制高校によっては学習のサポート以外にも進路や悩みを相談できる体制が整っています。

通信制高校の入試難易度

通信制高校を受験するにあたって入試難易度が気になる人も多いでしょう。通信制高校の一般的な受験資格と試験内容について解説します。

■受験資格

通信制高校の受験資格は全日制と比較して幅広い基準です。15歳以上で中学校を卒業した人や中学校の卒業見込みがある人、また中学校を卒業出来る学力があると認められた人は通信制高校を受験できます。高校に在学中もしくは中退した人も転入および編入による入学が可能です。

■試験内容

全日制の高校の入試では国語、数学、英語といった科目の学力検査がありますが、通信制高校では学力検査をしない学校がほとんどです。ただし学校によっては学力検査をしている学校もあり、試験内容は高校によって異なります。

学力検査がない場合は書類選考、作文、面接が主な試験内容となります。多くの通信制高校は落とす試験ではなく受け入れる試験であるため、人間性や態度が悪くない限りは不合格となる可能性は低いでしょう。

通信制高校の受験前にするべき準備

通信制高校の受験前にするべき準備についてご紹介します。

■出願書類

受験を希望する通信制高校が決まれば、書類を準備しなければなりません。必要な書類は受験する通信制高校に確認した上で準備しましょう。出願書類には受験生本人が準備する書類と在籍もしくは出身学校に準備してもらう書類があります。受験生本人が準備する書類は入学願書がメインとなります。

入学願書には名前や住所といった基本的な情報や保護者のサインなどの記載が必要となります。内申書も必要となりますが、在籍する学校に用意してもらいます。内申書は調査書と呼ばれることもありますが、在籍した学校での出席日数、成績、生活態度といった情報が記載された書類になります。

また学校から推薦してもらう場合は推薦書、その他に在学証明書や転学証明書が必要となる場合があります。必要な書類を確認した上、期限に間に合うよう早めに準備しましょう。出願に必要な書類が準備できたら学校に提出します。提出方法は通信制高校に直接持参することもありますが、郵送やWeb手続きで提出できる学校もあります。

■受験料の支払い

通信制高校の受験には受験料が必要となります。支払期限は学校によってさまざまですので、支払期限を事前に確認しておきましょう。支払い方法もさまざまでクレジットカードで支払える通信制高校もあります。

■入試の対策

一般的に通信制高校の入試試験は難しくないとされていますが、全く準備をせずにのぞむと本番で緊張してしまうかもしれません。作文は普段書くことが少ないかもしれないので、事前に練習しておくと良いでしょう。面接に関しても、想定される質問に対しての回答をあらかじめ準備しておくと、本番での緊張が軽減されます。在籍する先生や家族に面接の練習をしてもらいましょう。

 

通信制高校は選択の幅が広く、自分の目的によって公立か私立かを選び志望する学科やコースを選べます。通信制高校を卒業するには自習能力が求められますが、自習が苦手な人はサポート体制が整った学校を選ぶと良いでしょう。

通信制高校は中学校を卒業していれば、年齢に関係なく受験する資格があります。試験内容も難しくなく、作文や面接がおもな試験内容です。通信制高校を受験する場合は出願書類などをしっかり準備して、入試対策もおこなっておけば安心です。

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